美術

いつも頭の斜め上にあって、
励ますでもなく説教するでもなく、
日常経験した事の無い、
死ぬ程避けてきた頭痛がする程のイライラも、
嬉しすぎて我を忘れるような事も
どうでも良すぎる格言とか、
みんなに尊敬されるありきたりな大人の言葉とか
日常の幸せとか

全部いい感じにブレンドしてくれて
保ってくれるのは制作で
そして俺は深く付き合ってないのに
いつも辞めるかもしれないのに
そこにいて

それでいいのに
やっぱ我慢できなくて
ガムの写真を撮って思うのは
炭酸をコップに注いだ時みたいな
水でもなくコーラでもなくシュワシュワが満たされる感覚に近いというか

一番落ち込むのも弾けるのも
落ち着くのも
結局美術で

それがなかったら愛する人たちに会えてなかったし
愛する事ができなかったんじゃないかと

いやそんなことなかったかもしれないけど

トモミの買ってきたどぶろくを呑んでおもう、
月曜の夜です。